教会長のほぼ週刊ブログ

社会貢献活動から見える宗教の魅力

こんにちは。教会長の倉橋です。

教会では「会長さん」と呼んでくださいね🙏

 


 

『社会貢献活動』という言葉、聞いたことありますか?

ChatGPTに説明してもらいました。

 

 

社会貢献活動とは、個人が自らの意思に基づき、社会のために積極的に行う活動の総称です。

困っている人を助けたり、社会課題の解決に貢献したりすることを目的としています。

 

 

この教会でも「3つの木」という名称で次の社会貢献活動を行っています。

詳細はそれぞれのリンク先を見てください。

 

ところで、NPOではなく「宗教が社会貢献活動をする意味」ってなんでしょうか?

 

天理教の中でも、こんな発言を聞くことがあります。

 

教会でこども食堂やフードパントリーをやっても、NPOの活動と何が違うのか。

信仰が伝えられるわけでもないのに、わざわざ天理教の教会でやる意味があるのか。

 

ここまであからさまな言い方をする人は稀ですが、それでも近い意味のことを言う人はいます。

 

 

そこで「宗教がやる社会貢献活動」と「NPOがやる社会貢献活動」の違いを自分なりに考えてみました。

 

その答えを出すのに子ども食堂に来ているママさんの一言がヒントになりました。

それは「この子の成長を見届けてくださいね」

この子は、そのときまだ6ヶ月の赤ちゃんでした。

 

宗教なら、だいぶ長いこと成長を見届けられそうですね。

 

宗教には長い歴史があります。

この小さな教会でさえ、もうすぐ100周年を迎えます。

いっぽうNPOには柔軟性があります。

その時の社会課題に合わせて柔軟に活動を行えます。

 

どっちが良い悪いではなく、それぞれの特徴だと思います。

そのうえで、宗教には『時間軸の長さ』が特徴にあると言えるでしょう。

 

こども食堂をやってるNPOが、20年後、同じ場所で続けている可能性はどのくらいあるでしょうか。

 

いっぽうで、この教会でやってるこども食堂はどうでしょうか。

まだやってると思います。

もしかしたら、息子が継いでやってくいるかもしれません。

(継いでくれればですが...)

 

いま来ている子たちはどうでしょう。

もしかしたら、ボランティアで手伝ってくれているかもしれません。

 

時間を一気に飛ばしましょう。

いまから80年後、90年後の未来です。

私はもちろん、息子もこの世界にはいないでしょう。

いま来ている子たちも、そろそろ寿命ですね。

 

その子たちが、そのときまで、この教会と繋がっていてくれたら、お葬式は私の孫が斎主 さいしゅ をするかもしれません。

いやさらに代変わりしていて、ひ孫かもしれません。

※ 斎主とは、神事の祭儀を執り行う人です。この場合はお坊さんと同じだと思ってください。

 

「この子の成長を見届けてくださいね」

世代を超えて、最後まで見届けられるかもしれません。

 

これが宗教のもつ時間軸です。

わたしはこの時間軸の長さが、宗教の魅力だと思っています。

 

なんとなくせわしい世の中、たまにはこのくらい長い時間を考えてみてはいかがでしょうか。

 

天理教の言葉

 

 

定命 115歳

 

 

「定命」とは仏教において生れ落ちる前に定められた寿命のことだそうです。

「じょうみょう」と読みます。

 

天理教では人間の定命を115歳としています。

 

 

  

 

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