こんにちは。教会長の倉橋です。
教会に来たら「会長さん」と呼んでもらえると反応しやすいです。
教会では毎朝、神殿掃除をしています。
タイトル画像のモップを使って神床(木の床の部分)を拭きます。
畳はコードレスの掃除機を使います。
さて、教会には月に数回、いろいろな人が集まります。
例えば
最近ではお神輿の準備にうちを使ってもらったこともありました。
人が集まった日の翌朝、神床を掃除すると、驚くほどのホコリが付いてくるんです。
掃除機のほうもいつもより多く埃が集まります。
天理教では『自分勝手なわがままな心遣い』をホコリに例えて教えられています。
掃除したときにとれるホコリと同じですね。
『心のホコリ』と呼んでいます。
ホコリはすぐに掃除すれば簡単に拭きとれます。
でも放っておけば知らず知らずのうちにつもり重なり、3日、1週間、1か月、1年と放置すれば次第に手に負えなくなります。
『心のホコリ』もは知らず知らずのうちに使ってしまうもの。
だから、祈りの中の自省を通していつも払うことを心がけるよう教わります。
『心のホコリ』の教えの特徴として、他の宗教の戒律のように使うなとは言われません。
「使いやすい心遣いだから払いなさい」と教わります。
人が集まった日の翌朝、モップで神床を掃除すると、驚くほどのホコリが付いてくるんです。
もしかしたら、自然と心のホコリをここで払っていっている証拠なのかもしれません。
そう思うと、翌朝の掃除も楽しみになります。
陽気ぐらしは、他の人々と共に喜び、共に楽しむところに現れる。
天理教の教典にある一節です。
天理教の世界観は『陽気ぐらし』です。
それには「共に喜び、共に楽しむ」とあります。
この教会で「共に喜び、共に楽しむ」ところで心のホコリが自然と払われているといいなと思います。