食事の前に手を2回たたくよ、という話です。

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宗教には食事のルールが付きものです。

有名なのはイスラム教でしょうか。

豚肉を食べない、というのは有名な話ですよね。
 

 

ほかにもキリスト教では、食べる前にきちんとお祈りをします。

それから仏教、とくに禅宗とよばれる宗派の場合、食事中に話をしてはいけないとか。

(お寺で食べるときだけでしょうか?詳しくは知りません。)

 


 

一方、天理教では食事に関する信仰的な決まり事がありません。

あるといえば「食材を無駄にしない。食べ残しをしない。」くらいでしょうか。

ごく当たり前で道徳的というか常識的な範囲です。

 

ほかの宗教と比較すると、なんだか緩い気がしますね。

 


 

そんな、信仰的にこれと言った決まりがない天理教の食事ルールですけど、

不思議な習慣みたいなものならあります。

 

習慣であって信仰的な意味合いは、たぶん、ありません。

 

その習慣というのが

『食事の始まりと終わりに手を「パチパチ」と2回たたく』

これだけです。

 

あんまり不思議じゃないですか?

まぁ最後まで読んでみてください。

 


 

この手を2回たたく習慣ですが、グループとかで一緒に食事をするときには

手をたたくタイミングを合わせるための合図があるんです。

 

例えばこんな感じです

「合掌、いただきます」

と言って、みんなでパチパチ「いただきます」という感じです。

 

食事がすんだ時には「合掌、ごちそうさまでした」

 


 

さて、さらにグループが大人数になったり、にぎやかな子ども達が混ざると

合図の声が届きにくくなります。

 

そこで、合図に道具を使います。

ピーッてなるあのホイッスルです。

 

ホイッスル

 

合図する人が「合掌、ピーッピッ(ホイッスル)」

全員で「パチパチ、いただきます」という感じです。

天理教の本部で毎年夏に開催する「こどもおぢばがえり」の食堂でよく見かける光景です。

 


 

さて、ここからが「不思議な習慣」の本題です。

 

ホイッスルを使って合図をしていた影響か、口で「ピーッピッ」って言う人がいます。

口笛じゃないです。

口で「ピーッピッ」って言うんです。

 

合図する人が「合掌、ピーッピッ」

全員で「パチパチ、いただきます」って感じです。

 

たぶん、知らない人が見たら、結構変ですよね。

「ピーッピッ」って口で言うの。

 

でも、みんな違和感なくやっています。

騒がしくなくても、大人だけでも、やっていることがあります。

 

完全に天理教の不思議な謎習慣となって定着しています。

下手したら、これだけでも十分怪しい宗教になりえそうですよね。

 


 

口で「ピーッピッ」っていうのは、さすがにあれでも

一人で食事をするときには、軽く手を2回たたいて「いただきます」と言ってみてください。

 

いつもとちょっと違う感じで食事ができるかもしれませんね。

 

 

今日のひとこと

 

合掌、ピーッピッ!

 

 

天理教東王子分教会(足立区)