天理教のお守り
天理教にも「お守り」があります。
いくらで買えると思いますか?
じつは金額決まってないんです。
ちょっと驚きでしょ。
そして【本人】が天理まで行かないと、もらえないんです。
代理はNGなんですね。
※ 15歳未満の子どもの場合は両親なら代理が可
しかも生涯に1回だけという縛りまであります。
前回の戒律と違って、
今度は厳しすぎますね。。。
金額の話に戻しましょう。
天理教の「お守り」は買うんじゃないんです。
「お願いをしてから頂くもの」という扱いです。
このお願いをするのに、教会を通して「願書」を書いてもらう必要があります。
だから、旅行の途中でふらっと天理に寄って、お守りを買ってくる、ってことができないんです。
で、この願書を書いてもらうときに、「いくらぐらいは『御供え』を用意しなさいね」と言われます。
この金額が教会によって全然違うんです。
だから、ここで「だいたい、いくらですよ」と書くことができないんです。
実際には言われた額より多くしてもかまいません。
いくらであっても同じお守りがいただけます。
宗教は商売と違う、そういうことだと思います。
さて、お守りを頂くには願書と御供えを用意して、天理教の教会本部に提出します。
提出したらすぐにもらえるかと言うと、またまた、そうではありません。
このお守りがどういうものなのか、どう扱うのか、そんな内容の話を聞きます。
だいたい5分~10分程度です。
そうやって頂いたお守りですが、最初にも書いた通り、頂けるのは生涯に1度だけという決まりがあります。
神聖なものだからこそ、気軽に何回もというわけにはいかないんですね。
ところで、お守りは薄い和紙に小さい赤い布が入っているだけです。
なので、自分で好きなお守り入れを購入して、それに入れて持ち歩きます。
自分でお守り入れを自作する人もいます。
タイトル画像もお守り入れです。
ちょっと斬新でしょ。
最後に、お守りの効用についてです。
天理教のお守りには、どんな効用があるんでしょう。
合格祈願? 恋愛成就? 安産祈願? 無病息災?
どれも、ちょっと違います。
少し前に、お守りをいただくときに話を聞くと書きました。
そのとき聞く話の中でお守りを「心の守り・身の守り」と表現します。
お守りを持っていると意識することで「むごい心・自分勝手な心」を控え
その結果、神様からわが身を守ってもらえる、そういうお守りですよ。と言うことです。
持っているだけでは何の効用もありません。
信仰的な心で通るところに身を守ってもらえる、天理教のお守りはそんなお守りです。