教会長のほぼ週刊ブログ

天理教ってどんな教え?(その3)

こんにちは。教会長の倉橋です。

教会に来たら「会長さん」と呼んでくれると嬉しいです。

 

前回の続きです。


前回は「陽気ぐらし」が前提なのに、人生がうまくいかないことが当たり前のように起きるよね、というところまで書きました。

 

天理教では病気になったり理不尽な出来事が起きたりすることを「 てびき 」と呼んでいます。

漢字で書くと「 手引き 」です。

 

「 陽気ぐらし 」を目指してほしいのに自分勝手な考え方ばかりしていると

「 そっちは違うよ、こっちだよ 」と神様から手を引かれると考えるんです。

 

なので「 てびき 」です。

 

で、この自分勝手な考え方を「 ほこり 」と教わります。

 

「 誇り 」ではなく、ちりや小さなゴミのほうの「 埃 」です。

 

ちょっと白木の台を思い浮かべてみてください。

 

八足.jpg

 

 

この白木の台、2~3日そのままにしておくと、うっすらホコリが積もりますよね。

自分勝手な考え方も、それと同じだと教えられているんです。

 

どんな人でも、なにがなくても、自然と使ってしまう、自分勝手な考え方とはそんなものだというんです。

 

だから、「 心の掃除をしなさいね 」というのが天理教の教えです。

 

で、この「 心の掃除 」をするために神様に手を合わせる時間、それが月次祭での「 おつとめ 」です。

「 おつとめ 」は心の掃除の時間とも教わります。

 


 

さて、白木の台に話を戻します。

 

2~3日、まぁ1週間くらいならのホコリなら、簡単に拭けば、きれいになります。

ところが、1か月、2か月、いや2年も3年もそのままにしていたら、

ホコリはシミとなって、いくら拭いても取れなくなります。


天理教は生まれ変わりを信じる教えでもあります。

 

心のホコリも積もり重なれば、魂にシミとなって残ります。

 

生まれ変わったとき、魂に昔のシミが残っているんです。

これを「 いんねん 」と呼びます。

 

さて、白木の台の場合、シミはどうやって取るか。

 

数年前、この台にサンダーを掛けたことがあります。

 

 

いやぁ、すっかりきれいになりましたね。

 

そうです。

 

魂のシミにもサンダーを掛けるんです。

 

過去に心が削られる思いをしたって経験ありませんか。

それは神様がサンダーを掛けて、魂のシミを削り取ってくれてたんです。

 

 

白木の台のサンダーもきれいになれば終わります。

心が削られる思いも、いつか終わりがあります。

 

でも、心が削られるくらいだから、すごくつらいですよね。

 

そんなときは「 人助け 」をするように教わります。

 

自分が大変なのに、他人どころではない、そんなときだからこそ人を助けなさいと教わります。


でも、心が削られているときに人助けをすると、なぜか少しだけ楽になるんです。

 

これを「 人をたすけて我が身たすかる 」と教わります。

 


 

さて、このあたりでまとめましょう。

 

  • 心には埃がつもるので、定期的に掃除しましょう
  • 心が削られているときは、心のシミを取っている最中です
  • 心が削られてツラい時は、人助けをしましょう

 

これが天理教の入り口です。

 


 

「 天理教ってどんな教え? 」

 

15年前はこう聞かれて、答えられませんでした。

 

いまなら、こう答えます。

 

「 サンダー!! 」

 

サンダー.jpg

 

 

 

  

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