こんにちは。教会長の倉橋です。
教会に来たら「会長さん」と呼んでもらえると反応しやすいです。
4月9日から教会の耐震工事を行っています。
4月中には終わりそうです。約3週間かかりましたね。
教会という性質上、柱や壁が少ない空間があります。
10年前に父から代替わりしたときから耐震については気にはなっていたんです。
特にこども食堂を始めてからは、この大人数のときに地震が来たらどうしようって、開催するたびに頭の片隅をよぎっていました。
そこに去年の能登半島地震。
いよいよ真面目に調べると、自治体から補助金を受けれらることがわかったので、思い切って耐震工事を進めることにしたんです。
ところで耐震補強って、筋交いや補強用の金具を適当にいれればいいってもんじゃないんですね。
(すみません…素人なもので、そんな感じに思っていました)
ちゃんとコンピューターを使って、現状はをどういう揺れに弱いとか、どこにどういう補強をすれば強くなるかを計算する必要があるんだそうです。
この教会は、東西方向の揺れには強いけど、南北方向の揺れには弱いことがわかりました。
上の写真でいえば、神殿と平行の方法の揺れに弱いことになります。
もう一つ、大事なことは、耐震補強した際、重心と剛心の位置関係だそうです。
重心は建物の重さの中心という意味で、なんとなく分かると思います。
いっぽう「剛心」は、ちょっと聞きなれない言葉ですよね。
剛心とは建物の強さの中心で、壁や柱が多いほうに寄る傾向があるそうです。
この重心と剛心がずれていると、地震の揺れに弱くなるそうです。
この説明を聞かされたとき、なんとなく信仰ににているなと思ったんです。
日常が重心で、信仰が剛心。
心を倒れにくくするために信仰でいくら補強しても、重心から離れては意味はなさそうです。
バランスのいい信仰の伝え方を心がけようと思います。
成ってくるのが天の理
いま目の前で起きていることは、すべて親神様からの導きだという考え方です。
ほかの宗教にも似たような言葉あるようです。
確かに、現状を受け入れやすくする言葉だと思いますが、あまりにも現状を受け入れすぎてしまうのも心が苦しくなる結果につながると思います。
免震みたいな考え方で、すこし受け流すほうが良いときもあるでしょう。
何事もバランスが大事ですね。