教会長のほぼ週刊ブログ

ガンが再発しないなら

こんにちは。教会長の倉橋です。

教会に来たら「会長さん」と呼んでもらえると反応しやすいです。

 


 

ガンの治療を経験した人から、過去にこう言われたことがあります。

「絶対に再発しないなら信仰するよ」

切実だと思います。

でも、その時はどう言えばいいのかわかりませんでした。

 

それから、ずっと考えています。

私にはガンの治療をした知人が何人かいます。

その人たちのことも思い出しながら考えました。

ヒントを探して、ガンの治療を体験した人や医師が書いた本も読みました。

それでも、どういえばいいのか、何が正しいのか、いまでも悩みます。

 

私の妹はダウン症です。

いわゆる「きょうだい児」です。

50年間、いっしょに過ごしてきました。

言葉による意思の疎通はまったくできません。

妹の話をすると、若いころは同情されたりアドバイスされたりすることがありました。

そのたびに相手の言葉に「そうじゃないんだよなぁ」と感じていたんです。

 

私はガンを経験したことはありません。

だから私が何か言ったところでどうしても「そうじゃないんだよなぁ」は感じてしまうと思います。

そこに個人のアドバイスや寄り添った言葉の限界があると思います。

 

その前提を理解したうえで、宗教者としてあえて次のように言うつもりです。

 

 

大丈夫。信仰したら再発しません。

信仰したのに再発したなら、その時はどうぞ私を恨んでください。

怒りの矛先を向けてもらって構いません。

 

 

思い出したんです。

自分が人の人生を救ったときのことを。

これまで2人、相手の人生を大きく救っています。

ここで何があったかを書くことはできませんが、その時、私と妻は相手の人生を丸ごと抱え込みました。

 

他人の人生を丸ごと抱え込む。

天理教らしい関わり方かもしれません。

でもそれは、ありがたい話をしたり、気の利いた言葉を言ったりすることではありません。

 

  • 夜中の電話にでる。
  • 一緒に病院に行く。
  • 一緒に食事をする。
  • 祈る。

こんな親代わりみたいなことをするのです。

 

あなたの代わりになることはできません。

でも、あなたの人生の一部を抱えることはできます。

いざとなれば丸ごと抱え込みます。

 

どうぞ、話をしに来てください。

予約は↓のページの中から、どうぞ。

https://www.e-oji.jp/postcard/everyone/

※ 「悩みの相談室」「参拝・見学」どちらでも大丈夫です。

 

お待ちしています。

 

天理教の言葉

 

 

生まれ替わり

 

 

天理教は生まれ替わりを信じる教えです。

前世もあれば、来世もあります。

 

  

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