こんにちは。教会長の倉橋です。
教会に来たら「会長さん」と呼んでくれると嬉しいです😀
5月24日(土)、25日(日)で父方の叔父さんの葬儀に参列するため岡山まで行ってきました。
もともと5月24日(土)~26日(月)にかけ、四国~天理の家族旅行を予定していたんです。
妻の「車で瀬戸大橋を渡りたい!」と強い希望があったので、レンタカーを借りて、家族7人で片道10時間の大移動をする予定でした。
ところが前日の23日の午後2時半、その日の夜に開催する「こども食堂」の準備中に、「叔父さんが亡くなった、明日葬儀」という連絡が飛び込んできました。
急遽、四国行きを岡山行きに変更して、そのままレンタカーを使って家族全員で、叔父さんの葬儀に参列してきました。
叔父さん家族には、父の葬儀でいろいろしてもらっていたので、家族で参列できて本当に良かったと思います。
25日の告別式が終わったら、その日の夜もともと宿泊する予定だった淡路島の民宿に移動して、後半はしっかり楽しんできました。
(民宿近くの海をのぞき込んでる家族たちです)
ところで、天理教の葬儀って参列した経験ありますか?
せっかくなのでちょっと説明してみましょう。
天理教の葬儀は、神道形式がベースです。
なので、使用する言葉や道具も大部分がそれに倣っています。
まず、「お通夜」は「遷霊祭(せんれいさい)」または「みたまうつし」と言います。
「告別式」は同じです。
葬儀に持っていく香典の書き方は、「玉串料」です。
「御霊前」でも大丈夫です。
「御霊前」は仏教やキリスト教でも使えるオールマイティな言葉らしいので、迷ったらこれが一番です。
「御仏前」は天理教の葬儀ではNGです。
位牌は使わず、霊璽(れいじ)を使います。
焼香にあたる部分は、玉串を使います。
ネットで検索すると細かな作法が紹介されています。
時計まわりとか、二拝とか。
でも、その場に立つと、どうしても隣の人を見ようときょろきょろしちゃうんです。
だから、最低限のポイントだけ押さえておいてください。
四拍手 → 一礼 → 四拍手
これだけ覚えていれば大丈夫です。
玉串の置き方は、覚えてなくても大丈夫。
前の人が置いた玉串があるので、それを真似すればOK!
ちなみに最近は玉串を使わない葬儀も増えてきました。
天理教の見解としては、使っても使わなくてもどっちでも構わないというスタンスです。
ところで、5年前の実父の葬儀のとき、友人からこんなことを言われました。
「天理教って、お悔みは言っちゃいけないんですよね」
えっ…?
理由を聞いたら、天理教の葬儀について検索したら、そう書いてあったそうです。
すみません…
気にしてません…
むしろ、そのルール、そのときはじめて知りました。
言って大丈夫です。
たぶん、ほとんどの天理教の人は気にしていませんから。
出直し
天理教は生まれ変わりを信じる教えです。
この世の中に、また生まれ直してくるという考え方から、死ぬことを「出直し」と呼んでいます。
身体を着物に例えて、古い着物をぬいで、新しい着物を着て出直してくるようなもの、と教えられています。
ほかにも、出直しも神様の働きによるもの、という教えもあります。
ですので、人の「出直し」は悲しいことだけれども、悪いことではないと受け止めるようにしています。
もしかしたら、このような教えから「お悔みは言っちゃいけない」って話になったのかもしれませんね。